《土間を取り入れ、便利で多機能な玄関に。 》
- 神奈川県相模原市
- マンション(築19年)
- 費用:980万円(解体費・各種工事費用・デザイン費用全て含む)
- リノベ面積:79.3㎡
もともと住まれていたマンションのリノベーション。玄関に広い土間を設けたことで、収納するだけではなく、ひとつの居場所としても機能したといいます。2部屋だった空間を思いきって1部屋に広げたリビングやキッチン。小学生になったばかりの娘さまにも安心してお手伝いを頼めるようになったそうです。
Before
After
家づくりのきっかけ・ポイント
もともとは、水回りが古くなってきたので変えたいねというところからはじまりました。それから気になっていた間取りも改めて考えたくなりました。リビングと隣あっている和室をうまく活用できていなかったんですね。ただ住み慣れたこの環境から離れることは考えておらず、持ち家をリノベーションする方向で話を進めました。
リビングは家族がそろって楽しめる空間にしつつもワークスペースなど各自のパーソナルな部分は確保するなどそれぞれの空間がその役割に適した大きさとレイアウトになるように間取りを見直しています。
大きな玄関は趣味のアウトドアグッズを整理メンテナンスがし易くなるように計画をしています。これだけ広いとアウトドア帰りでもグッズを置いておきやすいですよね。
ご主人のワークスペースは1畳ほどの大きさですが、あえて入口を小さくして内装も落ち着いた色合いにしています。そうする事でおこもり感がグッと上がってます。ただ扉はウエスタンドアにする事で家族の気配も感じることが出来ます。
奥様のワークスペースはキッチン横にレイアウトする事で、家事やお子さんの様子を見ながらでも自分の時間を確保できるように計画をしています。
お嬢様のお部屋はリビングに面しご主人様のワークスペース横に配置。いつでもお父さんお母さんの顔が見れます。室内窓も明かり取りの機能とデザインのポイント、両方の役割を担ってくれています。
床下にコンセントを隠しています。
リビングがすごく広くなったので、それぞれが付かず離れず、ある程度の距離感を保ったまま一緒にいられるというのはよかったですよね。妻と娘がいてもお気に入りの個室と玄関の土間で音楽を聴いたり、PCをしたりして、落ち着く場所ができました。たまに娘が私の部屋に入って、ひとりでコソコソやっています(笑)。
キッチンが広くなった分、娘に「自分でやってね」といえるようになったんです。「お水ちょうだい」といわれたら「自分でできるね」と。たとえば以前は鍋の取手がひっかかってしまうのではないかなど危ないから入れないようにしていたので。
お客様へ
ご家族みんなが自分の居場所を持ちながらもそれがゆるく交わってお互いの距離感が心地よいものになるように打合せをしましたね。細部にわたるまで一つ一つこだわったので非常に大変だったかと思いますがこだわりぬいたからこそ出来た素敵な時間とお家だと思います。
居心地の良いLDKやアウトドアを準備や片付けも楽しい時間にしてくれる玄関の他にもこだわりポイントはたくさんで、例えば廊下にレイアウトした飾り棚は今のお嬢さんの身長の高さで設計をしてありお嬢さんがこの棚を上から見るようになった時にはどんなご家族の時間が流れているのかなって楽しく夢見ています。
そしてご主人の秘密基地(仕事部屋)(笑)。この空間は僕も欲しいなと思っていて男の夢なんじゃないかなと思います。うらやましいです(笑)。あとお家が完成した後に知ったのですが、おふたりはまさかの僕の高校の先輩! 何から何まで運命を感じます(笑)。
ありがとうございました。