【リノベーションの内装デザイン】壁や天井に貼るときに本物の木材と木目のクロスってどっちがいいの?
こんにちは。リノベめがねです。
僕はリノベーション会社に勤めていて、個人の方に向けて様々な提案と工事をしています。
今日はマンションリノベーションで良くお客様から相談を頂く内装についてです。
本物の木材とクロス材
LDKや洋室などの内装デザインを考える時にどんなものを使うのか悩みますよね。
そんな時に木材系にしたいと思ったら次に本物の木にする?それとも木目のクロス?今回の記事ではそれぞれのメリットデメリットについて書かせて頂きます。
ちなみにこちらの木目はどちらでしょうか??答えは記事を読んでいると分かります。
木材の特徴とメリット
木材は一つ一つの木目模様が二つとない一点ものです。また木には水の通り道である導管があったりとよーくみると凸凹しています。その凸凹は見る角度によって光の反射が変わるので同じ木目の場所でも見る角度によって表情を変えます。その為、動きながら見ているとその木目が揺らぎとなって心地よい印象を持たせてくれます。また触ってみると肌が触れる面と触れない面がありその間には空気層が生まれます。その空気層が優しい触り心地や断熱層となって温かみを感じさせてくれます。余談ですが無垢フローリングでも同じような特徴がメリットであり採用頂く理由になっています。
また、僕みたいな変人は表情の違う木目に愛着が湧いてきたりします。
木目のクロス材の特徴とメリット
対して木目のクロス材は印刷で木目を再現しているのですが、実はその技術はかなり高くほとんどの人はどっちか分かりません笑。そして種類が豊富なので自分達の好みのものを見つけやすいです。
クロスは木材より安価な為、採用することで全体のコストコントロールができるので諦めていたあれをやろうとか、お引越し後に必要な家具に充てる、もしくはご家族で美味しい食事に行くのもいいですね。
それぞれの注意点
本物の木材はコストが掛かるという点と内装制限に引っかかりやすい点に気を付けなければいけません。
木目のクロスは使う場所によっては一気に偽物感が出てきます。ぱっと見では分からないのですがよく見たり触ったりするとつや感があって印刷だなと分かってしまいます。木材の切り方によって板目・柾目とあるのですが例えば板目クロスで貼ると折れ曲がってもずっと板目という矛盾が生じます(気づかない人も多いですけどね)。
視線に近い場所は本物の木材を、内装制限がある場合や天井など少し距離のあるところは木目のクロスを利用してみよう
視線に近く手に振れやすい場所には本物の木材を利用することをお勧めいたします。木目の美しさ揺らぎを楽しみやすいです。こちらのお家ではテレビの背面に採用をしております。
キッチンの天井など火器を使用する場所には不燃材のクロスを利用すると簡単です。また、天井などの少し距離があるところには木目のクロスを利用してみましょう。こちらのお宅も天井には木目のクロスを採用し、床には本物の木材フローリングを採用しています。それらや梁材がマッチしています。
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます。
今日は木目の内装材について書かせて頂きました。
それぞれのメリットとデメリットを理解して採用していく事が大切となります。
とはいえこれはあくまで一意見で、そんなこと言いながら壁に木目クロスを貼ったりなどもたくさんやっています。どのお家も素敵です。
ご検討の参考になりましたら幸いです。
日々リノベーションについて記事を書かせて頂いておりますので良かったらまた読んでください。
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