【リノベーション現場日記】大工さんとリビングに小上がりスペースを作った話。電気式床暖房で暖か
こんにちは。リノベめがねです。
僕はリノベーション会社に勤めていて、個人の方に向けて様々な提案と工事をしています。
今日はリノベーション現場のお話です。
リビングに小上がりスペースを作った話をさせて頂きます。
リビングに小上がりスペース
Before
もともとリビングに面した洋室をリビングと一体化させて大きなリビングを作り、小上がりスペースを造作する計画を立てました。
After
全体の内装テイストと揃えたデザインにしています。
趣味の本を飾ったり、大きなカウンターを作ってパソコン作業も出来ます。
リビングに小上がりスペースって何が良いの?
お客様の声
そもそもリビングに小上がりスペースってなにがいいんだろう?と思う方も多いかと思うのですが、実際に私がお客様からやってよかったことを聞いてみました。
「ソファを買おうと思っていたけど、ここでのんびりゴロゴロできて楽しいから結局買わなかった。あとここはごろごろするスペースって割り切る事で他の部分でゴロゴロしたりモノを散らかしたりしなくて済むようになったのできれいを保ちやすくなったかな。あと子供たちがここにとどまってくれるので楽。ワークカウンターを併設してリビングで勉強するコーナーを作れたのも良かった。ダイニングテーブルで勉強させると教科書やノート・筆記用具をいちいち出したりしなければいけないけど、ここで勉強してくれるからいちいち食事の旅委にかたづけるなんて動作もなくなったから楽になったかな。」
そんなことを言って頂けました。
その他にも考えるメリットも加えて整理してみました。
- ソファを買わなくて済んだ
- のんびりコーナーを作りやすくなった
- きれいを保ちやすくなった
- 子供たちがここで遊んでくれて楽になった。
- 段差に腰かけて休憩がしやすい
- 来客時には布団を敷いて寝るスペースにも出来る
- 寝転んでも不快感がない
リノベーション施工風景
既存
解体
間仕切りの壁や押入れを解体しました。
床のカーペットも剥がしています。
グレーの部分は躯体部分で壊せないです。
接着剤がべたべたくっついていたり、取った壁の部分には天井から照明用のスイッチがぶら下がっていたりとそのままだと仕上がりのクロスなどに影響が出てきそうです。
骨組
大工さんに骨組みをしてもらっています。
人が乗るので床を作るときと同じ要領で105角材と根太材を利用。
ちなみに上記の壁にのり問題は壁をふかすことで解決させています。
断熱材敷き込み
底冷えしないようにと床暖房の効率が良くなるように断熱材を敷き込んでいます。
下地合板貼りと断熱パネル敷き込み
断熱材の上に合板を貼ってさらに電気式床暖房のパネルを敷いています。
完成
仕上げ材を貼って完成。
こだわりポイント
スペースの大きさと高さ
ご家族3人がのんびりできるようにと大きさ感にこだわりました。その大きさは約5.5㎡。これくらいの大きさがあるとダメになるソファなどと一緒にゴロンと出来て快適です。
また、ワークカウンターと高さが丁度良くなるように座る面の高さもこだわってます。お使いになるお施主様にぴったりにしたかったので何度も椅子とテーブルのシミュレーションをして決めました。最終的には350㎜になりました。
素材感
のんびりとごろんとした気持ちの良さを実現したかったので床材にはボロン畳を採用。経年変化もしにくくお手入れも簡単です。ワンちゃんもいるのですが、そういった面でも便利です。
また側面は床材と同じフローリングを貼っています。棚など別で主役になる要素が多いので取ってつけたような存在感ではなくて一体感を出してすっきりさせたかったからです。
まとめ
今日はリノベーション工事の小上がりスペースについて書かせて頂きました。
この出来上がった空間でご家族がのんびりとしたりワイワイしたりと楽しい時間を過ごしてほしいなと思って寸法や素材感にこだわっていき、ピッタリの小上がりスペースになったかと思います。
こんな楽しい時間が増えるリノベーションをもっともっと提供していきたいなと思います。