【リノベーション現場日記】床暖房施工
こんにちは。リノベめがねです。
僕はリノベーション会社に勤めていて、個人の方に向けて様々な提案と工事をしています。
今日はリノベーション現場のお話です。
床暖房の配管工事をしてくれました。床暖房の工事について紹介させて頂きます。
床暖房の種類
床暖房を採用したいという時にまず悩むのが電気式と温水式。
どちらにもメリットがあるのでどちらが良いという事はないのですが、その2種類の特徴についてまとめさせて頂きました。
温水式床暖房
温水式の床暖房は、ガス・灯油・電気など燃料でお湯をつくり床下に循環させて温める床暖房方式です。広い部屋や複数の部屋に導入したい場合にオススメで、電気式に比べランニングコストが安く、温度ムラなく温めることができると言われています。
お湯を作る機械が必要なので初期費用がかさんだり、設置に条件があったりします。特にマンションだと利用したくてもできないケース何かもあります。
電気式床暖房
電気ヒーター式は発熱体に電気を通して温める方式で、リビングのみ・寝室のみなど1室だけ床暖房にしたい場合にオススメです。立ち上がりが早いのも特徴です。ランニングコストは少々割高になりますが、熱源機の設置が不要なので設備費が抑えられ、気軽に導入できます。
電気が通電できればいいので設置場所の条件が比較的簡単で採用がし易いです。
床暖房の作業
今回は温水式の床暖房を採用したのでその工事をしてもらいました。
温水を循環させる配管工事
床が出来上がってしまう前、言い換えれば床下に給湯器からくる温水の配管を準備しておきます。
こちらのオレンジ色の配管がそれです。
パネルの敷き込み
こちらのメーカーさんの特徴として温水が流れるパイプ部分とその通り道となるパネル部分が分かれているという点があります。
チューブとパネルが一体化しているタイプと比較してパイプの継ぎ目が少なくて済むので漏水や故障などの原因が少ないです。
エコミナミというメーカーさんの商品なんですが、とても安心できます。
良かったらこちらからホームページもご覧ください。
温水パイプの敷き込み
パネルに彫られている溝に沿って温水パイプを敷き込んでいきます。そしてパイプの上には熱伝導が良くなるようにてーぷを貼っていきます。
温水式床暖房の完成
出来上がりました。あとはここにフローリングが貼られていきます。
圧力のチェックも忘れずに
温水パイプの圧力も忘れずに行います。もし穴が空いていたら漏水してしまうので穴が空いていないかをチェックします。大丈夫ですね。
温水式でよくある質問
お風呂の配管を使えれば床暖房できるの?
出来ません。実はお風呂用のお湯と床暖房用のお湯の配管は経路が違います。お風呂のお湯は基本的にお風呂に水が届けばいいので一方通行。それに対して床暖房は循環させるので同じ配管を使う事が出来ません。
床暖房だけで本当に暖かいの?
暖かさの目安となるのが敷設範囲です。お部屋の大きさに対して大体70~80%位の面積に床暖房を敷設していると暖かいと言われています。
まとめ
今日はリノベーション工事の現場について書かせて頂きました。
リノベーション工事の風景はいかがでしたでしょうか?
更に進んだらまたブログに書かせて頂きます。