天井にアスレチックネット!?天井裏に隠された秘密の空間と日常空間のつながりを考えた話
木造の戸建て住宅の屋根裏に秘密基地となるお部屋を作った話
木造の住宅には屋根裏空間が結構あいている時があります
この空間が空気や断熱の層になっていたりするんですが、天井裏を覗いてみるとこんなにたくさんありました
なのでここに秘密基地をつくる事にしました
現地調査
屋根裏空間に部屋をつくる時、お施主様は我々が思っている以上に大きく広い空間になると思われているケースが多々あります
もちろん僕もなるべく大きく空間をつくりたいのと、そのご期待にちゃんとお答えしたいので想定地ではなくて必ず実測をしてご提案をするようにしています
屋根裏空間の高さは?小屋束の位置は?梁の位置は?などなど
プランニング
屋根裏空間で部屋をつくるのに適している場所は何処だろう?その大きさは?など部屋自体の検討の他にアプローチも大切です
はしごや階段などいろんな手段で登る時に梁に頭がぶつからない動線はどこかな?
なんてことを考えます
今回はアスレチックネットを利用することにしたのでその補強範囲も計算します
解体
実際に解体をしてみた時の写真です
ここに見えている梁を利用してアスレチックネットを利用したいと思います
なのでその梁の大きさや金物の位置などを確認しておきます
ちゃんと確認しておかないとこんな感じに塞いでしまったあとでは分からなくなります
塞いだら見えなくなってしまいましたね
アスレチックネットは一度壁紙工事を仕上げた後に取り付けてもらいます
こんな感じ
仕上げ
あとは前もって確認しておいた梁の位置にめがけてアスレチックネットを取り付けします
ちゃんと梁に取り付けしないと抜け落ちてしまい大変危険なので注意しましょう
また、アスレチックネットは専門性が高いので専門店にお願いすることをお勧めします
ネットで調べるとたくさん出てきます
今回はこちらの業者さんにお願いしました
こちらは昭和22年からある実績ある会社さんです
施工方法も一度受けのバーを固定してからネットを敷設してくれるので安心できます
下から見上げたアスレチックネット
上からみたアスレチックネット
アスレチックネットは屋根裏空間床と続くように設置しました
屋根裏空間は生活スペースとどう関係性・つながりをつくるかが大事!アスレチックネットはその役割にアクセントを持たせてくれる
屋根裏空間を活かしたいというのは多くの方から相談を頂きます
限られた大きさの家の中で平面的ではなく立体的に空間を求めるのはとても賢い事かと思います
その中でただ空間を作るだけだと物置になりがちという事実もあります
作ったけど結局上るのも面倒になって物置にしちゃってるなんてこと、、けっこうあります
なので私はその空間をどの様に活用するのか?
そのカギとして繋がり方というのを意識しています
今回のようにアスレチックネットを利用するとネットの隙間からあっちもこっちも見れて空間にワクワク感が生まれます
下から見た時は「あれ?何だろう?何があるの?」上から見た時にはいつも見ている空間を俯瞰的に見れるのでいつもと違う印象が生まれるでしょう
もちろアスレチックネット自体に寝転んで読書をするのも楽しいと思います
是非屋根裏空間を作るときには繋がり方を意識してみて下さい
他のつながり方もいつか紹介させて頂きます