リノベーション費用の相場は?
リノベーションってオシャレに自分の家を改造できるって聞いたけど実際いくらくらいかかるものなんだろう?やりたい事はたくさんあるんだけどいくらくらいかかるの?将来やってみたいけどいくら掛かるか知りたい。そんな疑問に各部位ごとに掛かる費用をまとめてみました。
リノベめがねは2010年からリノベーション専門会社に勤めている建築士で全国のデザインコンテストの受賞歴があります。様々なお客様と出会い経験したことをもとにリノベーションを身近に感じてもらえるブログを目指しています。
このブログではリフォームとリノベーションの違いは気にしないで書いています。
リノベーションってどんな費用がかかるの?
まずはそもそもリノベーションにかかる費用について考えてみましょう。リノベーション会社さんから出てくる見積で①商品代②工事代③設計料・現場管理費④諸経費があります。
リノベーション以外にかかる費用
その他にも解体時に劣化や想定外事項がみつかりその補修費用が必要になるケースも考えられますので余裕を持った資金計画が必要です。⑤工事中の住居費⑥引越し代⑦家具代⑧家電代⑨各種手数料・税金などリノベーション費用以外にも想定しておいた方が良いと思います。おおよそですが会社さんが出してくれたリノベーション費用の10%は想定しておきましょう。
場所・内容ごとに掛かる費用
キッチンやお風呂などの水廻り交換費用
おおよそですがTOTOやPanasonicなどの国内メーカーを採用した場合、キッチン交換は50~150万円位、ユニットバス(お風呂)の交換の場合50~150万円、トイレ交換は15~30万円、洗面台の交換は10~40万円ほどかかります。オリジナルや洗面台も人気ですがキッチンは150万円以上、造作の洗面台は30万円以上ほどかかります。
天井や壁の張替え費用
天井や壁の張替えですがクロス(壁紙)の張替えの場合は量産品(普及品)で60㎡位のお家で60~80万円位、しっくいなど自然素材の場合で130~150万円ほど掛かります。
フローリング張替え費用
フローリングの張替え費用は70~90万円、無垢フローリングですと120~150万円ほどがかかります。
間取り変更費用
間取り変更をする工事には解体・壁や床、天井をつくる工事、壁紙などの仕上げ工事、スイッチや照明を動かす電気工事費などが掛かります。おおよそですが60㎡位のお家で300~500万円位を想定しておきましょう。
機能向上費用
上記の工事費用以外にも断熱工事や耐震工事など機能を工事させる費用も掛かります。断熱工事も幅が広いのですが2重サッシ工事のような窓断熱で10~50万円位、壁や天井・床の断熱工事に70~100万円位。床暖房工事も人気で50万円位です。耐震工事ですと50~300万円位かかります。このあたりの機能向上工事は助成金を得られるケースが多いので忘れずにチェックしましょう。
マンションリノベーション費用
おおよそですが15~20万円/㎡ほどをかかる事が多く、60㎡位のお宅で900~1200万円位掛かる事が多いです。
戸建てリノベーション費用
戸建ての場合マンションと比較して基礎や柱・梁、屋根や外壁・窓などの耐久性・耐震性や断熱性など自分達で考慮しなければならない面が多く、おおよそですが1,000~3,000万円程掛かります。
予算をきちんと伝えてバランスを取ろう
こうしてみるとたくさんの費用がリノベーションには掛かりますね。新築と比較してコストを抑えられると考えていた方にがっかりされてしまう事も正直に言いますとあります。もっと劇的に安くできると思っていた。その気持ちも分かります。その時にお伝えをさせて頂いておりますのがリノベーションは選択肢の幅が広いという事です。リノベーションは施工する場所や選べる商品も幅広いので自分達の好みのパワーバランスで予算を組むことが出来ます。逆に言うと提案側もどこまでお伝えをしていいか悩むこともあります。なのでリノベーションの相談をされる際にはきちんと予算を伝えてみましょう。相談をされた会社さんはたくさんの経験から思いもよらないコストを抑えながらも夢を叶えるプランを提案してくれます。